中屋万年筆 筆記科学研究セクション

中屋万年筆には、今までに約50,000件のお客様からのご要望が”筆記カルテ“として蓄積しています。
この大切なデータをお客様に還元をするべく中屋万年筆がスタートして5年経過後、現在まで定期的に多くの方面からの分析を試みて参りました。
昨今は、慶應義塾大学理工学部管理工学科鈴木秀男研究室のご協力を頂き、多年度に亘る解析の結果、大きな傾向の把握はもとより、お客様1人(使用者)の筆記特性の変化や、用途・言語による違いなど、有意な知見が得られつつあります。

こちらでご案内させて頂いているのは、ほんの一例ですが、お客様との会話の場においてこれらのデータがお役立ち更にお使いになられる万年筆の快適さや、ご提案が出来るように進めて参ります。

1.基礎となる、お客様からの筆記カルテデータ

基礎となる、お客様からの筆記カルテデータ

ご注意: 個々のデータは個人情報等もあり、全て数値化をしています。
また、その内容についても一般公開は控えさせて頂いておりますので、公開させて頂いている全てのデータはイメージとしてお踏まえ下さい。

2.数値化への前作業

数値化への前作業

カルテでは 強い 普通 弱い となってる部分を 強い→1、普通→2、弱い→3 と各項目を数値に置き換える上記の結果だけではありませんが多方面からの切り口による分析により、その70%は実際に私達が経験的に感じている結果に帰着していますが、残りの30%では新しい発見や、むしろ今迄の認識(常識・通念と言っても良いかもしれません)とは反対の結果が示唆されています。
例えば、▲海外(外国人)の方の方が筆記時に筆圧は日本人よりも低い方が多い。▲海外の方が中屋に求めるペンは極細など細字系が日本人の方が求めるよりも多い。▲力が弱く、筆圧が低い方は軟らかいペン先(中屋で云う軟筆)を求める方も多い反面、以外に硬いペン、(しっかりとしたペン先)が結果的にフィットしている。などです

3.数値化とウェイト付け

数値化とウェイト付け

4. 基礎集計

基礎集計

私達中屋万年筆では、昨今『○○を購入された方は▲▲も購入されています』の様なリコメンドはしておりません。上記はあくまでもお客様のお好み(選考)の結果であり、筆記特性とは何ら関係のないものと切り離して考えています。ショッピングの楽しみは楽しみとして尊重すべき部分ですよね。

5-1.クロス集計

下記は文字サイズとペン先の集計です。両者の相関も別途計算します。

クロス集計

5-2.クロス集計

ユーザー様(リピーター様)のオーダー毎の変化点の把握を試みています。

6.クラスター分析

使用言語による筆記特性の違いを解析中。

数量化Ⅲ類

近似した特性の方々やそうではない方々等を多方面からグルーピングします。

現在皆様に公開出来る部分は以上になりますが、今後も単に経験と勘のみに依存することなく、皆様から頂きました筆記カルテを活用し、よりよい筆記が得られるように努力して参りたいと思っております。

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