職人が仕上げる漆塗りの万年筆
中屋の万年筆は、漆塗り職人が一本一本丁寧に仕上げています。
職人の技術と中屋のノウハウを掛け合わせることで、漆塗り独特の奥行のある色・質感を万年筆で実現。
誰もが身近に使う筆記具という形で、日本の伝統文化である漆工芸を末永く後世に残していきたいと考えています。
漆文化を残すための活動
中屋万年筆は、岩手県二戸市とパートナー協定を結び、漆の林の保全や植栽などを支援しています。二戸市は漆の生産量日本一を誇り、「伝統建築工匠の技の木造建造物を受け継ぐための伝統技術」は2021年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。中屋万年筆は、プラチナ万年筆とともに協力し、これからも良好なウルシ資源を創造するための活動を続けてまいります。
2024年1月の能登半島地震では、輪島にある漆塗りの生産拠点も大きな被害を受けました。一時は受注を停止し、お客さまに多大なご心配もおかけしましたが、同年2月末より輪島の職人ひとりを東京に招き、作業場を提供してまいりました。
漆塗りはすべて手作業で、職人が手を動かし続けてこそ繋ぐことができる文化です。漆芸文化の火を絶やさぬよう、これからも伝統継承のためにできることを考えてまいります。
中屋の技法
中屋万年筆では、長年にわたりさまざまな漆塗りの技法を用いて万年筆を制作しています。
そのうちのいくつかをご紹介いたします。